S級の視線 |
平田生雄 |
第17回 【高浜FCについて】 今年の夏、久々に高浜を訪れました。 今回の話は、夏に遡るわけでは無いのですが「忘れていた約束」でもあるし、「間借りしている居候の身」に少しでも酬いる気持ちである。(笑) 長い歴史を持つチームに対して評価・評論をするつもりは無い。 訪高したのも、今夏で三度目であり、多くを知っている訳では無い事を、承知の上で聞いて欲しいと思っておりますし「垣間見て全てを知る間抜けな評論家」にはなりたくないのであります。 私の目には、決して環境が整っているチームであるとは写りませんが、地方のクラブにしては情熱だけでなく組織作りに英知を感じている。 夏に観戦したU−13のチームも先週(11月8〜9日)来阪したU−14のチームも、特筆すべき特徴を語るには困難極まりないのであるが、上手い・強いと感じるよりサッカーを直向に懸命にプレイしている事には感動しますし可能性を感じました。 結果として優勝には届かなくても、それを明日の糧に出来るか否かで、チームも選手も成長する可能性が残るものであると思います。 タレントに恵まれた子供達が多いとは限らないのが常であり、理解した上で可能性の追求を怠らない姿勢は大林一家の専売特許かも知れない。 私も指導に携わったチームとの対戦で、良い刺激を与えてくれた事にも感謝しておりますし、高浜FCの姿勢に学んだ事は、より良いチーム作りをして対戦出来る喜びを共有したいと思っている。 「忘れていた約束」を果した事より、江川コーチの成長と会える事が楽しみでもありますし、私自身が刺激され、より向上したいと意欲に燃えております。 [Never Say Can’t & Next One!] |