S級の視線 |
平田生雄 |
第20回 【武道・古武術に学ぶ】 以前から興味を持っていた「ナンバ走り」を学んでいるうちに古武術に行き着いてしまいました。 友人の薦めもありNHK教育の人間講座[古武術に学ぶ]は絶好の機会でもあった。 講師の甲野善紀氏が提唱する「捻らず」「うねらず」「踏ん張らず」の基本理念もさることながら、スポーツに活用出来る基本動作が多く含まれている事に驚きを隠せませんでした。 無駄なエネルギーを使わずに、効率の良い動きを生む「ナンバ走り」とは、飛脚走りとも言われて現代の走法とは根本的に異なる身体運用である。 「井桁崩し・膝抜き・肋骨潰し」聞きなれない用語も興味をそそりますが体感出来るようになるには時間がかかりそうである。 要は体の使い方であり身のこなし(身体運用)なのですが、理解を深めるには奥深いし、一歩間違えば誤解・誤作動を招きかねないのである。 スポーツ選手として古武術を応用して成功した顕著な例として末次慎吾(陸上)や桑田真澄(プロ野球)桐朋高校のバスケットボール部の活躍が挙げられていました。 サッカーの対敵動作でも応用出来る身体運用であると思います。 ジダンの、身のこなしを観察すれば随所に古武術の達人的なプレイが見れますし、マイケルジョーダンの一瞬の抜き去る動きも同様である。 私もサッカーの指導に活かせるように探求したいと思っている。 下記に甲野善紀氏のHPを紹介しておきます。 http://www.shouseikan.com/ |