S級の視線 |
平田生雄 |
第6回 【データ分析より】 データとか数値というのは面白くないものですが、退屈な数値から何か発見出来ないかと探ってみるのも一考です。 W−Cupのデータ分析 → テクニカルリポート → 指導指針。 時流とでも申しますかJFA技術委員会の最新鋭の武器です。 その他、科学委員会の資料等から同類項の数値を探してみた。 キックの精度に関して簡潔に自己流に整理してみました。 インステップとインサイドキックの至近距離(10m)からのダイレクトシュートの速さと正確性の差である。 インサイドが(82%)インステップ(42%)約二倍正確で インステップが0.06秒速いが決定的な差ではない。 パスの90%はインサイドとインステップである事は自明の理であるが、シュート練習はインステップキック等が大半ではないでしょうか。 少年期には色々なキックやプレイを試行錯誤する事は大切であるが精度の高いキックを身に付ける事は武器である。 状況判断をエッセンスとして加味することで[最強の武器]になると思います。 フランツ.ベッケンバウワーのようにアウトサイドとスナップキックを駆使してミスをしない名選手もいるがシンプルなキッ クの質と強さを磨く事が大切であるとデータは教えてくれる。 誰もが知ってるような事ですが再認識して下されば幸甚です。 |