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CLUB INTRODUCTION クラブ概要

MESSAGE

高浜FC
50周年を振り返り

クラブが誕生した当初、稲刈り後の田んぼを農家の方にお願いしてグランド替わりにしたこともあった。神社の境内や公園・空き地で練習したこともあった。設立当時、私も26歳と若かった。子供たちと一緒にボールを蹴り、私が経験してきたサッカーの楽しさを高浜の多くの子供たちに伝えたい一心で後輩たちと始めたことだった。50年前・・・ 私も歳を重ねた。今では懐かしい思い出である。
現在高浜FCは、幼児~ジュニアユースまでの選手で260名を数えるクラブに育った。またOBを主体とした社会人チーム、シニアチームも存在し「生涯スポーツとしてのサッカー」を楽しんでいる。「サッカー界の底辺の拡大」を目標としてきた私たちは、この50年で一つの結果を出したと考える。これはひとえに、私たちの指導方針に共鳴してくださった選手、保護者、コーチ、行政、OBなど関係者の皆様のおかげである。
高浜FCを卒業後、OB達は様々な分野で活躍している。プロサッカー選手となりJリーグで活躍する者、サッカーコーチとなり指導者として選手を育成する者、フロントに入りクラブマネ ージャーとしてサッカークラブの経営に参画する者、またサッカー関係だけでなく、教師となり生徒を教える者、公務員として市民に尽くす者、会社を設立して雇用を生む者、民間企業に働き社会に貢献する者・・・
あの頃、小さな子供だったOB達の現在の頼もしい大人の姿を見るにつけ、私は50年前に高浜にサッカースクールを作って良かったと心の底から感じている。

「サッカーを通じて人財を育てる」
「共通の目標をもった
地域の仲間を作る

それこそが、50年私たちが高浜FCで続けてきたフィロソフィーであるし、この先の50年も継続してもらいたい。
私たちは、2017年4月に高浜FCの運営母体を「特定非営利活動法人Sansyu-tacoba」とした。
すべての関係者が、楽しく、お互いを尊重しあい、いつでも集まれる場所になって欲しい・それが創業者の私から後輩たちへ送る言葉です。

tacoba ta:タカハマ co:共に ba:場所

tacoba = 私たちの地元「高浜に皆が共に集う場所」

令和4年4月1日

高浜フットボールクラブ 創業者

故 野々山 正人

野々山 正人

1970年4月高浜FCを創設。高浜サッカー界のTOPとして地域の若者の育成に尽力。 2016年5月 日本クラブユース連盟から「功労賞」受賞。
2022年11月8日逝去 享年78歳


高浜FC
100周年にむかって

高浜フットボールクラブ、クラブ創設50周年を経過し、今後の目標設定を明確にする必要が生じました。そこで、今年の8月あたりから、野々山代表の元、プロジェクトチームを編成しました、「高浜FC 100周年に向かって」 今、何をすべきか議論を重ねてまいりました。
我々は、これまで長い歴史と多くの実績を積み重ねてきたクラブであるからこそ、改革に保守的にならざるを得ない場面もありましたが、本日ようやく皆様にご説明できるまでのアイデアをまとめる事ができました。
「高浜FC 100周年に向かって」まず、取り組まなければならないと感じた事は、我々のクラブの歴史、つまり我々のアイデンティティー(集団・組織への帰属意識)の再確認を行い、皆様方と共通認識を持たなければならないと感じました。
高浜中学校にサッカーが導入されたのは、1948年(昭和23年)の時でした。戦後間もない焼野原の中で、高浜中学校のサッカーは、始まり、創部初年度から5年連続で愛知県大会「優勝」という驚異的な成績を残しております。その後、1958年(昭和33年)に野々山代表が2年生の時「優勝」。1965年(昭和40年)に杉浦泰秀コーチが3年生の時「優勝」。
1971年(昭和46年)内藤文彦コーチが2年生の時にも「優勝」と県大会で合計8回の「優勝」と高浜のサッカーを作ってこられた諸先輩方が、1970年(昭和45年)に創設したのが、高浜サッカークラブであります。
1979年(昭和54年)、私が中学生になった時、クラブの総意でジュニアユース(中学部)が創設されました。当時、高浜で開催されていました全国のクラブチームが参加しました「第2回高浜クラブ杯(高浜カップ)」で「優勝」を収めました。
この高浜クラブ杯は、現在、公益社団法人日本サッカー協会及び一般財団法法人日本クラブユ ースサッカー連盟が主催する、日本クラブユース選手権(U-15)として、北海道帯広市で開催されております。
そして1986年(昭和61年)に、ジュニアユース6期生のメンバーが、日本サッカー協会主催の大会として、長野県白馬村で開催されました、第1回全日本クラブユース選手権(U-15)に、東海地区代表として出場しております。
その後、クラブ創設20年目に当たる1989年(平成元年)に第1回高円宮杯 JFA全日本U-15サッカー選手権大会において「3位」の快挙を達成しました。「町のクラブ」としては、傍から見て「奇跡」と思われる実績を我々のクラブは達成してまいりました。
 
我々は他のクラブチームと違い、歴史と実績を積み重ねてきたからこそ、それを大切にしつつ、時代に合せて変化させるべきところは変えていかなければなりません。
今回、高浜のサッカーの歴史、クラブの歴史を振り返り、次の50年に向けて、クラブの理念やビジョン(将来像・構想)の再構築を行いました。
 
クラブ理念として「And Takahama」と題しまして、以下5つの項目を挙げました。
 
①過去への誇り・未来への希望
②歴史・文化を尊重し、市民に愛されるクラブ
③市民の心身の健全な発展への寄与
④国際社会における交流及び親善への貢献
⑤サッカー水準及び国際的に活躍できる人材の創出
 
我々は、1970年の創設から続く、クラブ、高浜FCの歴史を尊重し、クラブ発祥の地である、高浜を中心とした三州地域のスポーツ文化の振興と市民の心身の健全な発展に寄与できるよう、サッカーを通じて、子ども達の「自立」支援する育成と生涯スポーツとして、長くサッカーに親しむことができる環境と機会を提供し、交流の拠点となってまいります。

「温故知新」

これまで高浜FCが大切にしてきたものは守り、時代に合せて変えなければならないところは、スピーディーに変える。それが大切です。そして、その時は「今」です。

令和4年4月1日

高浜フットボールクラブ
ジュニアユース1期生
特定非営利活動法人
Sansyu-tacoba 理事長

芝田 啓二

芝田 啓二

クラブ卒業後、岡崎城西高校・愛知学院大学で活動。2021年11月「高浜市スポーツ功労賞」受賞。

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